はかまどトピックス
2016/07/12
お墓があって良かった

東京のお盆が近いからか、
人に思いを馳せる時期なのでしょうか。
私にとっては前職の上司がそれにあたります。
同い年の部長で、数年前に30代前半の若さでご病気で亡くなられました。
叱るのも褒めるのも抜群にうまく言動に一貫性があり、会社にも部下にも心から信頼されていました。
私にとってあまりに完璧で、この人がいるから安心して仕事ができる、ずっと付いていきたい、そう思わせてくれる人でした。
そんな大きな存在を突然喪いあまりに呆然とし、人生には何が起こるかわからないと心底思いました。
もっと話せば良かったし、もっと関われば良かった。
そう思っても時間は戻りません。
上司には家族がいました。
お墓の場所を教えていただけたので、これまで何度かお墓参りに行きました。
彼の功績や残してくれたものを思い返し、自問自答や生前にはできなかった対話を重ねることができました。
今は墓じまいや散骨等、供養も多様化している時代です。
しかし、上司と部下以上の付き合いがなくご自宅にお伺いできる身でもない私のような者には、会いにいけるお墓があって本当に良かったです。
お墓の必要性というのはこういう所にもあるのかもしれませんね。
(この記事は大徳石材工業株式会社のFacebookページから転用しました)