はかまどトピックス
2016/07/08
墓石作りのパートナー

墓石に使用される石材は、どこから来るのか想像をされたことありますか?
そもそも自然界で目にする石材は、河原にある砂利はよく目にしますが、墓石作りに使用される大きなもの、加えて規則正しく四方を整えられた石材はどこにあるのだろうと思います。
墓石に使用される石材は主に、火山の噴火後、溶岩が固まってできたものからできます。
地球の奥深くからの産物とでも言うのでしょうか?
こうしたものを切り出して、加工していきます。墓石が作られる石材は、元々はずっと大きなものなのです。
さて、ここからが「石の道具屋」の出番です。
切り出された石材はどのように加工されるのでしょうか?
現在の石材加工の主流は、ダイヤモンド工具によります。
ダイヤモンドも石材と同じ鉱物のひとつですが、モース硬度で言えば、鉱物の中で最も硬いものと言われます。
(モース硬度:鉱物に対する硬さの尺度による)
ダイヤモンドは、金属粉や樹脂と混合して型に入れ、高圧力、温度約1000℃近くの条件で焼結され、工具として使いやすい形状にされます。
ナンバーワンの硬さを誇る鉱物ですので、加工しようとする石材に負けることなく、切断、切削の役割を十分に果たせます。
ダイヤモンド工具の歴史は、およそ50~60年と浅いものですが、効率よく、正確な加工には欠かせないものとなっています。
広報委員 吉野 博