お墓ディレクター

お墓の窓口とは

kvParts1

はかまどトピックス

2016/06/28

お墓参りでお供えする花について

Q:お墓参りでお供えする花で、おすすめのものを教えてください。
A:定番なのは菊です。菊は切り花にしても長持ちしますし、菊の香りが邪気を払うとされていることから、仏花に適しています。菊のほかに、よくお供えされる花には、ユリ、トルコキキョウ、リンドウ、カーネーション、グラジオラス、アイリス、キンセンカなどがあります。
Q:どのような色合いがおすすめですか?
A:お供えする花の色は、その土地の風習や宗派によっても異なるようです。一般的には、白色系の花が用いられますが、淡い黄色や紫色などの花を使う地域もあります。とくに最近では、故人が生前好きだった花などを取り入れて、明るい色合いになるようにアレンジをして、お供えしているお墓も増えてきました。
なお、新盆(にいぼん・しんぼん)では、故人を偲び、哀悼の意を表すために、白い花を使用する地域が多いです。
Q:お供えに不向きなお花はありますか?
A:お供えする花に特に決まりはありませんが、管理やお手入れをする上で避けた方がよい花があります。バラなどのトゲのある花は、お供えする際にケガをしたり、後で掃除をする方の迷惑にもなりますので、お供えには不向きです。ユリなどのように花粉がある花は、石に花粉がついたままにしておくと変色の原因になりますので、お供えする前に、粉を取り除くとより安心です。
また、ヒガンバナのように毒性のある花や、香りの強すぎるもの、つる性の植物で支えがないとお墓の花立てに入らないものなどは、避ける方が多いですし無難でしょう。
とはいえ、「お供えしてはいけない」というルールが明確にはありませんので、もしも故人の好きだった花がバラであれば、バラを生けても問題ありません。
Q:供花の相場はいくらでしょうか?
A:出来合いのものであれば、一束当たり500円~1000円程度のものがよく売れています。自分の好みでお花を選んだ場合は、一束当たり1000円以上のものが相場になります。お墓にお供えする際には、2対必要になるのが一般的ですので、花代は倍の金額になります。
Q:枯れない造花やドライフラワーをお供えしてもよいのでしょうか?
A:近年は、なかなかお墓参りに来れないなどの事情があって、造花をお供えしているお墓をよく見かけます。造花でも問題ありませんが、可能であればなるべく生花をお供えしましょう。
なぜなら、仏花には、故人を供養するためにお供えするという意味があるほか、お墓参りする人に命の尊さをかんじてもらうための意味もあると言われるからです。生けられた花が時間の経過とともに枯れていくことを通して、例えば仏教の教えである「無常感」や「限りある命」について説いているとも言われています。
<まとめ>
お墓参りでお供えする花を選ぶ際は、故人が好きだったお花や宗教、地域の慣習、日持ちや扱いやすさなどを考慮して選ぶのがよいでしょう。どのようなお花がよいかわからないという方は、お墓参りに行く前に、親族に確認してみてもよいかと思います。ご先祖様への感謝の気持ちを花に託して、ステキな花をお供えして下さいね。
お墓のご相談は、お気軽にどうぞ http://www.boseki.net/annai/ 寺田がお答えをいたしました。

hr01

全国お墓なんでも相談室
全国各地にて、生活者の「お墓」に関する悩みや相談にお応えすることを目的に、(ー社)日本石材産業協会が認定するお墓ディレクター資格取得者が相談室を定期的に開催しています。また、フリーダイヤルや無料相談フォームでのご相談も承っております。※この事業は経済産業省、(財)日本消費者協会の後援を受けています。主催:一般社団法人 日本石材産業協会 後援:経済産業省(申請中)・一般財団法人 日本消費者協会・産経新聞社
  • フリーダイヤル0120-411479 電話受付 月曜日・木曜日(祝日以外)午前10:30~12:00 午後13:00~15:30
  • お問合せはこちら
Copyright© The Japan Stone Industry Association All Rights Reserved.