はかまどトピックス
2016/06/08
「いいお墓」を考える

姫路市に景福寺(曹洞宗)というお寺があります。
その境内には寺院が運営する保育園が併設されており、平日のお昼時などは
園児の元気な姿が頬笑ましくて、見ているだけで心が和みます。
園児の元気な姿が頬笑ましくて、見ているだけで心が和みます。
その園児が遊ぶ園庭のなかでひときは目を引く巨大なお墓があります。
決して遊具ではなく、紛れもない墓です。
決して遊具ではなく、紛れもない墓です。
建立されたのは江戸末期
使用石材は恐らく最高級墓石材の本御影石
独特な形をした五輪塔であり、総高さ3mはあるであろうものが
こともあろうが、同じ形で3基も並んでおります。
使用石材は恐らく最高級墓石材の本御影石
独特な形をした五輪塔であり、総高さ3mはあるであろうものが
こともあろうが、同じ形で3基も並んでおります。
さぞかし有名な方々のお墓であろうと
興味津々に案内板を見てみると・・・
興味津々に案内板を見てみると・・・
「姫路藩主正室・・・御廟」と記してあり
なんと、これらのお墓はすべて
姫路藩主の妻たちの墓だったのです!
左から喜代姫・喜曾姫・婉姫と
姫路藩最後の藩主、酒井家の奥様方々が
各一基、個人的に祀られております。
姫路藩主の妻たちの墓だったのです!
左から喜代姫・喜曾姫・婉姫と
姫路藩最後の藩主、酒井家の奥様方々が
各一基、個人的に祀られております。
現代では一族を祀る「一族墓」がお墓として
主流でありますが、亡き妻、亡き母のために
これほど立派な「個人墓」を建立したということは
さぞかし愛されていたのかな・・・と察します。
主流でありますが、亡き妻、亡き母のために
これほど立派な「個人墓」を建立したということは
さぞかし愛されていたのかな・・・と察します。
少子核家族化が進む現代において
こういった「個人を偲ぶ」お墓というものも
いいお墓だと強く感じました。
こういった「個人を偲ぶ」お墓というものも
いいお墓だと強く感じました。
広報委員会 青木秀敏