はかまどトピックス
2016/06/07
お墓との対話
帰省してお墓参りをすると、何ともいえない安心感や満足感に包まれます。
お墓参りに行き、両親や祖父母に倣い、ただ手をあわせた幼い頃。
その頃と比べると、人生の折々、節目を迎えるごとにお墓に報告したいことは少しずつ
増え、その内容は変化しています。
進学、進級が決まったこと、新しい友達ができたこと、合格の報告、学校であったこと、社会人としての門出や結婚、家族が増えることの報告など、嬉しいことや楽しいこと、そうではないことも、心に浮かぶことをお墓の前で報告することで、自分の中できちんと受け止め、消化できているのではないかと考えるようになりました。
昔、一緒にお墓参りに行った祖父母も今はお墓の中から、自分を見守ってくれています。いつになるかはわかりませんが、いずれ自分もお墓に入るのでしょう。その時は、誰かがお墓参りに来て、手をあわせてくれるのでしょうか。
そうした大きな川の流れのような自然なサイクルの中に小さな自分が存在していることを、お墓参りを続けているうちに感じられるようになってきました。お墓参りをして感じる心の平穏は、これからもずっと大切にしていきたいものです。
広報委員会 MICS