はかまどトピックス
2016/06/20
磨けば光る!

墓前に手を合わせた後に、ふと我が家の墓石をながめてみました。
建墓から10年、雨風にさらされながらも、それなりの光沢を保ち、少し安心(^_^)
石材研磨の仕事に関わるためか、墓石の光沢にはひとしおに愛着がわきます。
研磨には、磨き材表面より硬度の高い砥材を用います。
砥材の粒度を粗いものから細かいものへと順に用いて、表面を削ることで平滑にしていきます。
表面が平滑になるほど、光の反射率があがり光沢が出ます。
研磨作業による結果はとても正直で、行程ごとの善し悪しが次工程に必ず反映されます。
”ひと行程ごとを手抜かり無く、次工程にバトンを渡すこと”
これこそが、研磨の神髄と言えます!
しっかりと研磨された石材は良い輝きを放ち、輝きも長く続きます。
「鏡面磨き」と言う言葉を聞かれたことがありますか?
鏡面磨きとは、石材表面を自分の顔を写し出す鏡のように研磨されていることを言います。
お墓も原石のままでは光沢がなく、研磨されることでその輝きを得ます。
墓前に立って自分の姿を墓石に写してみてください。
”研磨”の良さも、きっと写し出されると思います。
広報委員会 吉野博