はかまどトピックス
2016/10/18
従兄弟の死が教えてくれたこと
3年前の夏、私よりひとつ年上の一番仲の良い従兄弟が、不慮の事故に巻き込まれ48歳の若さで突然この世を去りました。さぞかし無念だったことでしょう。
不思議なことは、その後二度起こりました。
通夜の前日と四十九日の前日のそれぞれ夜中、誰かが玄関のピンポンを押していたことに家族が翌朝気づいたのです。何故それが分かったかと言うと、外からピンポンを押さない限り録画できない構造のインターホンであるにも関わらず、インターホンのモニターには玄関の外にあるものがはっきりと録画されていたからです。
それは真っ白な丸い光の玉でした。私たち家族はそれを見た瞬間全員が「○○ちゃん(従兄弟の名前)だね」と言い、怖さは全く感じませんでした。
「最後のお別れに来たんだね」「もう一度会いたかったんだね」「何か言い残したことでもあったのかなぁ?」などいろいろな事が頭をよぎりました。その無念さを思うと切なさとやるせなさが入り混じっていたのをよく覚えています。
四十九日の法要で遺骨をお墓へ納めてからというもの、モニターが勝手に録画されることは二度となくなりました。きっと従兄弟の魂も、わざわざうちに来なくても今度はお墓で会えるってことがわかったのかもしれませんね。
これ以来、私は魂の存在を信じるようになりました。
プラスダイヤ株式会社 宮下 武