はかまどトピックス
2016/06/17
お墓の展示会

我が日本には、三大石材産地と呼ばれる場所があります。
一つは、関東ではこの石が建っていない墓地はないのではとも思えるほど、多くの石職人に選ばれ続ける「真壁石」を採掘している茨城県の「真壁産地」。
二つ目は、全国の石材店から将来、家業を継ぐための修行先としても選ばれ、多くの名工を排出している愛知県の「岡崎産地」。
そして三つ目は世界でも類を見ない、斑(ふ)という独特の模様が浮かび上がる銘石「庵治石」が採掘される香川県の「庵治産地」です。
他にも日本には多くの石材産地がありますが、比較的規模が大きな展示会は三大産地で毎年開かれ、今年も6月11~12日にかけて、香川県にて「庵治ストーンフェア2016」が開催されました。
展示会は一般の方も入場できますので、毎回工夫を凝らした企画をされています。
今回のフェアでは特別展示として、お墓の製造工程である採掘から加工そして完成までを、加工途中の実物を展示し映像を交えながら紹介していましたので、初めて見る方にもとてもわかりやすく見応えがあったのではないでしょうか。
そしてやはり目を惹くのは、墓石関連業者の展示でしょう。今回は約50社が出展していましたがこれほど多くの業者が一堂に会することは、展示会以外ではあまり無いと思います。
私は、もしあなたがこれからお墓を建てる、またはリフォームをしたいと考えているのであれば、ぜひ展示会を見に行かれることをおすすめします。
そこには日本の石職人が、あなたの大切な人を供養するために、精魂を込めて作り上げたお墓が必ずありますから…。
ちなみに、岡崎ストーンフェアは10月、いばらきストーンフェアは11月にそれぞれ行われる予定です。
広報委員会 大代賢太郎