お墓ディレクター

お墓の窓口とは

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はかまどトピックス

2016/09/26

父のお墓

私の父は7年前に亡くなりました。
父とはもう二度と会うことはできません。
私の父は、お墓を作る職人でした。
毎日毎日、お墓を作っておりました。
さて、
この仕事が好きだったのかどうか?
噂には、大工になりたかったという話を聞いたことがあります。
腕は確かに一流でした。
一級技能士でしたし、加工技術は間違いなく私より上でした。
でも、この仕事がホントに好きだったのかどうか?
今では、確かめる術はありません。
父の気持ちを確かめることはもうできないんですが、
わずかですが、父の存在を感じることができるもの、こと、場所があります。
父を感じることができたのは、父が最後まで仕事で乗っていた軽トラック。
ずいぶん長く私が代わりに乗ってました。
でもさすがにもうだいぶ具合が悪くなって、
ついに、手放すことになり、私は、新しい軽トラックに買い換えました。
父が建てたお墓を時々、見かけます。
ですが、
それは父が建てたであろうお墓であって父らしい作り、加工、佇まいではあります。
でも、
それから父を想像することは、なかなか困難です。
今、一番父を感じることができるものは、
父のお墓です。
夫婦墓なのですが、母はまだ存命なので、父専用のお墓となっております。
お彼岸、お盆とお墓参りして、父のお墓もお墓そうじして、
お墓参りして、父の墓の前で、手を合わせて、
ほんのわずかですが、父を感じることができます。
お墓で手を合わせた時だけ、父をわずかに感じることができるんです。
今ではあまり話しかけたり、
報告したりということも少なくなってきましたが、
それでも、ここにいると感じることができます。
お墓があって、本当によかったと、思える一瞬です。

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