破壊と再生

 

シヴァ神ってご存知ですか。

 

インドのヒンズー教の最高神の一柱です。

破壊を司る神様ですね。

かつて、オウム真理教が崇拝していたので有名になった神様ですが、

実は、このシヴァ神、破壊のみの神様ではなく、その後の再生も担当されているんです。

これは意外とご存じないのですが・・・

 

破壊と再生。

 

新しいものが生み出される前は必ず、破壊が伴う。

これは意外と思うかもしれないですが、当然なことです。

当然というより、自然なこと。

という方がいいのか。

 

古くて、無用となったものは、破壊されて

その上でなくては、新しいものは生み出されない。

 

まあ、

この考えは、インドの思想のようなものかもしれませんが、

一理ある、とは思いませんか？

 

翻って、

私たちの住む日本。

その中の隙間産業である、お墓業界。

今、すごい勢いでお墓がなくなりつつあります。

【お墓じまい】という名のもとに。

 

歴史上、有史以来、これほどのスピードで、お墓がなくなっていくのは

日本、いや、世界でも稀ではないでしょうか。

 

すごいスピードでお墓が破壊されている。

お墓業界にとっては、一大事。

お墓がなくなると心配している人がたくさんいるんです。

お墓文化が失われる、という心配の声も聞こえます。

 

でもね。

違う考えをしたら、

新しい文化が生まれてくる前段階だとしたら、全く違う見方ができますね。

 

日本ではもう飽和状態。

だから、これ以上作る余地がなくなって、行き詰っていたところ、

【お墓じまい】という破壊が始まって、

その破壊が終わったのち、

新たな、今のお墓に変わる新しい文化が出来るのだとしたら、

ぜひとも、その先の世界を見てみたいと私は個人的には、思っております。

 

その新しい世界、

新世界を一緒に見てみませんか？