はかまどトピックス
2016/07/04
「いいお墓」を考える

最近は「デザイン墓」と呼ばれる一見、お墓というイメージを持たない形の墓石が墓地に行くとよく見かけられます。
元々墓石の形は地域性を伴い形が若干違うものは多々存在していました。しかし近年は加工技術の発展や安価な中国加工品が販売されるようになり形のバリエーションも特異になりつつあります
そのなかでもこの「四本柱ピラミッド型!!!!?」
全国的に見ても珍しいであろう形状でして四本の石柱を斜めに倒して中心で組合せて支えている構造で、中央に球状の石が配置されこの球を外すと納骨穴があるという構造。
こんなお墓が墓地にあると、さぞかし目立ち見る人も
「なんだろうこのお墓?」
「誰のお墓?」
「変な形」「廃材利用?」等々…
他人からするととても承諾出来そうもないお墓ではあります。
がっ!しかし!!
実はこの墓石の形状にはちゃんとした意味が隠されていたのです!!
その意味とは
まず、4本の柱組み三角錐は家族を示し
「父・母・息子・娘」その4人を各自1本の柱に例え支え合っている姿をイメージされています。
実は写真では見にくいですが、頂点の組み方も
「父柱と母柱がほぞ組」
「その組み手を垂直に息子柱と娘柱が支える」といった形状でして
『家族の支え合い』がメインテーマでその支え合いで守られている物が「センターの球」。
これを魂に見立て当家のやすらぎを祈るお墓とされております。
と、聞かされるといかがでしょうか?
「いいお墓!」だと思いませんか?
少なくとも、このお墓にお参りされる親族の方にとっては先祖からのかけがえのないメッセージとなるでしょう!
広報委員会 青木秀敏