はかまどトピックス
2016/06/30
お墓参りの時期について

Q:お墓参りにはいつ行けばよいのでしょうか?行かないほうがよい日などはあるのでしょうか?
A:一般的に「お墓参りの時期」として良く知られているのは、「お盆」「春秋の両彼岸」「故人の祥月命日(故人の亡くなった同じ月日ことで、年に1日)と「正月」です。そのため、1年に計3~4回くらいお参りされる方が多いようです。しかしお墓参りには、行ってはいけない日というのはありませんので、いつ行っても構いません。中には、近くにお墓があり、毎日お参りに行く人もいます。
Q:お盆にお墓参りをしようと思うのですが、7月と8月のどちらが正しいのでしょうか?
A:お盆とは、年に一度、ご先祖様の霊をお迎えする時期のことを言います。昔は、旧暦の7月15日がお盆でしたので、東京をはじめ全国の一部の地域では、新暦になった現在でも、7月13~15日をお盆とする風習が残っています。
しかし、ほとんどの地方では、7月は農作業などの繁忙期とも重なるため、ひと月遅れの8月13~15日をお盆の時期としています。同じ地域でも、お墓参りの時期が異なる場合もありますので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
Q:春と秋のお彼岸にお墓参りをしたいのですが、何月何日から何日までにすればよいのでしょうか?
A:お彼岸の期間とは、春分の日と秋分の日を挟んで、前後各3日を合わせた7日間のことを言います。例えば、3月20日が春分の日であれば、3月17日~3月23日までの7日間が春のお彼岸になりますので、この期間内にお墓参りに行きます。秋のお彼岸も、秋分の日を中心に前後3日となりますので、毎年、春分、秋分に合わせて、前後3日となります。
また、お彼岸にお参りする理由は、ご先祖様のいる極楽と、私たちの世界が最も近づく日とされているからです。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むことから、この日没を拝むことで、誰もが西方にある極楽浄土に往生できるという仏教の教えに由来していると言われています。
Q:お盆は仕事が忙してお墓参りに行くことができません。お盆が過ぎてからお参りに行ってもよいものでしょうか?
A:とても気になられるかと思いますが、無理をして慌ただしくお参りをするよりも、自分の都合の良いタイミングでお墓参りをしましょう。そうすることで、ゆっくりとお墓に向かって手を合わせられますし、ご先祖様もきっと喜んでくれるかと思います。「お盆だから行かなければ」というお気持ちは良く分かりますが、どうしても都合が合わない場合は、時期にこだわりすぎるのではなく、行けるときに行くようにしましょう。
<まとめ>
お墓参りは、お盆やお彼岸、故人の命日はもちろん、自分や家族が結婚や出産、入学、入社などの報告、何か相談したいときなど、人生のさまざまな節目に訪れてもよいです。
お墓のご相談は、お気軽にどうぞ http://www.boseki.net/annai/ 寺田がお答えをいたしました。